■　MUKU-DATA　　欅　巾ハギ用板　製材

３～４年ほど厚盤にして保管していた欅を再割製材しました。
用途は巾ハギでテーブルの天板を作るとの事

杉、桧以外の木材としての広葉樹で、
欅は最も馴染みのある材種の一つかと思います。
特にご年配の方は、杉、桧以外は全て欅に見える？ようで
木材倉庫に訪ねてくるご近所の爺様たちは
「おめさんとこケヤキいっぺこと在庫してるねぇ」
（おたくのところ欅をいっぱい在庫してるねって言われます。
実際に欅材のストックは少ないですが。。。

厚盤を必要な部材に製材する手伝いをしながら
やっぱり欅も良い木だよねなぁ・・と実際に触れながらそう感じます。

近年は欅の人気は薄く、海外へ輸出する為に港に欅が山積みされていると聞きます。
木は必要とされているところ大切に扱われるであろうところへ好んで行くようです。。

そうそう、某メーカーの椅子でビーチ、ウォルナット、オーク・・と材種が選べる中で、欅という選択肢があったので
そのデザインで欅は見え方が良さそう、面白そうとお願いしてあるものがあるのですが
そろそろ出来上がってくるころでしょうか・・・

不人気な材があると使いたくなるのは天邪鬼な性格ゆえか・・
ケヤキを使って今どきの家具、建築部材など
見せ方の工夫で、数年後には人気の材へ変わるかもしれない。。
きっと材の流行なんてその程度のもの（なぜならそれぞれの木が個性があってそれぞれに良いんですから）

ケヤキは昔は高い材だったから色んな場面で簡単に使えなかったのでしょうね・・
今やホワイトオークの高騰ぶりは・・もう簡単に使えないよねぇ・・レベル
本来は良い木であるケヤキ、
そろそろ欅の出番がきたのかもしれません。